【人種ってそんなに大事?】人間の価値は人種では決まらない
こんにちは。
一般社団法人メディネクトの池田恒夫です。
大坂なおみ選手が全米オープンで日本人初の優勝を果たしました。
日本人初ということもあり、世間では祝福の声があがっています。
本当に素晴らしいことです。
その反面で人種について述べられている記事も見受けられます。
嬉しさが大半を占めるなかでこういった記事がとりあげられることは非常に残念であり、悲しいことでもあります。
僕が日本×韓国のハーフである背景も関係していますが、差別に関して感じることを記事にしてみました。
誰に生まれるのかを僕たちは選べない
僕たちは誰に生まれるのかを選ぶことができません。
両親も選べません。
僕は生まれたときから両親の子供だし、生まれた瞬間から日本×韓国のハーフです。
- 日本人に生まれる人
- アメリカ人に生まれる人
- アフリカ人に生まれる人 etc.
文化も違えば、肌の色も違います。
どれがいいということはありません。
人間の価値を人種で判断するのは間違っています。
僕は自分が日本×韓国のハーフであることに誇りをもっているし、お互いの文化についても理解しているつもりです。
そのなかで自分が差別を受けた経験もあるわけです。
そんな経験があるからこそ、僕は人種差別という言葉がなくなればいいのにと心の底から思っています。
差別をしている側はわからないかもしれません。
この何とも言えない気持ちは、差別される経験をした人にしかわかないものです。
みんなが経験すべきという意味でこのようにいっているのではなく、差別されることを経験している人は、この何とも言えない気持ちを知っているのです。
今回の大坂なおみ選手が受けた心無い言葉に対して少なからず感じる部分があります。
【怒り】
【悲しみ】
僕はどちらかというと【悲しみ】の方が大きかったように思います。
人種とは自分にとってのオリジナリティー
人種は自分にとっての【オリジナリィティー】だと思っています。
どこの国で生まれようが、どんな肌色だろうが、そんなのは関係ありません。
差別を受けようが、自分でいることに自信をもつこと。
韓国の血が混じっていることをよく思わない人もいるかもしれない。
これから差別を受けることもあるから覚えておきなさい。
それでも自分に自信をもちなさい。
自分がされた差別をしっかり覚えておきなさい。
差別される経験は貴重だということを理解しなさい。 【by 母】
この言葉は、小学校の入学式当日の朝に母親からいわれた言葉です。
衝撃的すぎて鮮明に覚えています。
その後、差別も経験しました。
母親からいわれたこの言葉は、僕の人生にとって非常に大きかったです。
I believe discrimination still exist in society, and we must fight it in every form.
「まだ今の社会に差別は存在すると信じている。だからこそすべての事において、戦わなければいけない。」
思春期を迎え、多感な時期を乗り越えるための支えになった気がします。
素晴らしいことを素直に讃える
多くの日本人は、外国人とのハーフだろうと元外国人だろうと、日本国籍の日本人選手や歌手などを素直に応援する。大坂選手他、ダルビッシュ有、ケンブリッジ飛鳥、大関高安、クリス・ハート、May J.などなど、みんな大人気だ。人種だの国だのに囚われてしまっているのはこの濱田記者自身だろう。 https://t.co/BwZyKsawEe
— 須賀原洋行 (@tebasakitoriri) September 13, 2018
この記者さんはなんでこんな質問をしてしまったのか。
普段はきっと素晴らしい記者さんなのだと思いたい。
人種という部分に偏見をもってしまう人は多いし、それに対して全てを批判するつもりはありません。
差別はどこにでもあるし、なくなることはないと思っています。
でも、その気持ちはそっと心にしまっておいてほしい。
それを発言として形にしてしまうと傷つく人がいるということを知ってほしい。
【思うのは自由、発言は責任が伴う】
これは自戒も含めて肝に命じておきたい。
素晴らしいこと対して人種は関係なく、素直に讃える気持ちをもつことが大切。
誰に対しても敬意を忘れてはいけない。
讃えること、敬意を払うことに対して人種は関係ありません。
みんなが平等に生きていくためにはそんな心がけが大切なのだと思っています。
最後に
人間の価値は人種なんかで決まらない。
— 池田 恒夫@医療情報2.0 (@2neo_1keda) 2018年9月14日
人種問わず、素晴らしいことは素晴らしいし、そこへの敬意は忘れてはいけない。
肌の色が違う。
人種が違う。
それで人間の価値をはかろうとするのは絶対に間違っている。#人間の価値
どの世界にも #人種差別 がある。
— 池田 恒夫@医療情報2.0 (@2neo_1keda) 2018年9月14日
今回の #大坂なおみ選手 に対してもそうだ。
すごく悲しいこと。
肌が白い、黒いという理由で人の価値がかわるのか。
そんなことは絶対にありえない。
だから人間は対等。
そうでなくてはいけない。
【お互いの国、文化を尊重しながら生きる】
差別がなくなることはありません。
でも、そのなかで一人でも多くの人がこんな価値観をもって生きることができればいいなと思っています。
人間の価値は人種じゃ決まらない。
改めてそう感じました。
今日はこのへんで終わります。
ありがとうございました。
一般社団法人メディネクト
代表理事 池田恒夫
読んでいただきたい記事